アトピー性皮膚炎、円形脱毛症をはじめ、免疫・アレルギー性疾患(喘息、膠原病、鼻炎、花粉症、バセドー病など)の初期症状は、心身の環境の変化により、自律神経系・ホルモン生産機能・睡眠・食欲などを司る脳内の視床下部の機能が異変を起こし、免疫機能に異常が生じることにより起こります。自律神経系の異常が起こると、ストレスなどで内臓機能が低下し、さまざまな病気の引き金となります。
糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病も同じ視床下部の機能の異常から起こります。
このような初期症状では、正確に病状を認識し、的確な処置を施せば、免疫力・自然治癒力を促進させて自然に症状がなくなり治ります。
規則正しい生活、偏食や食事制限をしない基礎栄養がしっかり摂れる食事、皮膚を清潔に保つこと、ステロイドを含めて薬物に頼らないこと、といった処置で十分です。
しかしこのような単純な初期症状の間でさえも、薬物(ステロイド剤だけでなく)に頼ったり、厳しい食事制限をしたりといった、身体の表面的な自覚症状を抑え込もうとした治療法を行っては、本来の身体の免疫力・自然治癒力が発動しにくくなり、逆に低下してしまい、ますます薬物に依存し、次第に慢性化していき最終的には難治性の病気へと変化していくのです。
当院では、いわゆる病院で行っている病に対する認識とは全く異なった観点から治療を行っています。
特に、陳氏針法は、アトピー性皮膚炎に対して、痒み・赤み・浸出液に対して即効性があります。鍼治療を行うと、痒みが消え、赤みも薄くなり、浸出液も止まります。治療を行った日は、夜ぐっすりと眠ることが出来ます。脱ステロイド、脱保湿の酷いリバウンドもかなり軽減されますので、完治するまで精神的に楽になります。
当院の陳氏針法は、異常になったポイントを正常に戻すことで症状を改善する治療を行います。ですから、薬もサプリも一切使用しません。人が本来もっている”異常を正常に戻す力(自然治癒力・免疫力)”を、力が発揮できる状態にもっていくことで病気を治す、それが本当の治療であると考えます。人の身体を有機的に、相互が影響を及ぼしあっているものと考え、身体そのものを治療することで、脱毛の症状を改善する、それが当院での治療です。人が生まれた時に持っていた免疫力は、生活環境の変化、精神的なストレス、身体の本来ある生理メカニズムを崩すような薬物の摂取などで、どんどんと失われていきます。免疫力が低下することで、人は病にかかります。失われた免疫力を取り戻す、それが陳氏針法で行えることです。
アトピー性皮膚炎の鍼治療についてのご案内
当院のアトピーに対する鍼治療は、痒み・赤み・浸出液に対して即効性があります。ですが、脱ステロイドから完治する期間は、それまでに摂取してきた薬物・環境によりますが、数年単位かかるケースが殆どです。目安としては、ステロイドをやめてすぐにリバウンドが始まる場合は、依存が軽いので治りも早くなります。リバウンドが遅く始まる場合は、完治までに時間がかかってしまいます。陳氏針法で治療を行うことにより、6ヶ月から1年で皮膚の変化を感じて頂けるようになります。ただ、これは脱ステロイドを行ったという状態ですので、ここから本来のアトピー性皮膚炎の根本的な治療が始まります。そのために、アトピー性皮膚炎を再発させない完治の状態になるまでに、数年かかることもあるのです。
当院では、病院で顕著にみられる画一的な処方はしません。人はそれぞれ、生活習慣も違いますし、考え方、生来持っている性質が異なります。人の身体は、その人固有のものです。ですから、治療で処方するツボの組み合わせ、ツボに対する刺激の強弱は人によって異なります。もちろん、治療の期間も人によって違います。
当院へ来られる前に、本当に完治まで治療を続けられるのか、ご自分の気持ちをしっかりと確かめて下さい。長期にわたって様々な治療を試されてこられた場合、薬の摂取の積み重ねが様々な合併症を引き起こし、治療を長期化することもあります。逆に、早めに鍼治療をされた場合は、思ったよりも早く完治することもあります。「あなたが今、どのような状態にあるのか」は、初診のカウンセリングで(2時間から3時間かけて)説明を行い、治療に向けての道筋を見つけていきます。あなたが「完治したい」、「身体を薬を常に飲み続けなくてよい正常な健康体にしたい」、と望まれるなら、私たちは全力で治療にあたります。ご予約いただく前に、以下の点をご確認ください。
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- 西洋医学での治療法
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- 様々なアトピー治療に関する問題点~温泉療法
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