網膜色素変性症(もうまくしきそへんせいしょう)

●網膜色素変性症とは

網膜色素上皮の先天的要因による変性で、視細胞が変性し、視野狭窄、視力低下、夜盲の症状がでます。3,000~8,000人に1人の割合で罹患するといわれます。
小児期より、夜盲が発症し、視野では輪状暗点の症状が出てきます。徐々に進行し、最後には中心部だけを残すようになり、ついにはそこもなくなり失明にいたります。通常は、両眼性です。

遺伝形式には、以下の4つの形式があります。

(1)常染色体性劣性
幼少時に発病し、進行が比較的早いのが特徴です。早ければ、20代~30代で失明に至ります。近親結婚による遺伝が原因です。

(2)常染色体性優性
発症が遅く進行もゆるやかなのが特徴です。

(3)X染色体性

(4)孤発性
近親結婚の先祖がいる家系に発症する場合がおおくあります。

西洋医学では治療法としては、よいものがありません。(病院での治療法について
光による障害が強いため、遮光眼鏡などの遮光対策は必要です。
予後は悪い場合が多く、特に遺伝がはっきりしない場合は特に悪くなります。

●網膜色素変性症の具体的な症状

夜盲から始まり、視野狭窄へと進みます。羞明(しゅうめい:強い光で不快感や痛みを感じること)を伴い、視力低下から失明へと進みます。白内障や緑内障を発症する割合も高いです。

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●網膜色素変性症の鍼治療と症例

目の周りの筋肉は眼輪筋という名前の通り、円状になっており身体の中でも非常に複雑なものです。そのため、目の周りに鍼をうち治療を行うには非常に高度な手技が必要です。当院の陳氏針法は、眼部周囲にある特殊なツボに特殊な手技で強い刺激を与え、視力の向上、眼圧の降下、網膜の改善、眼球、目の周囲の血流増加、水晶体の濁りの改善、消炎鎮痛作用に対し効果を表します。

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