アトピー性皮膚炎を完治させる7つの指標
1.ステロイド処方は、アトピー性皮膚炎を治すための処方ではない
ステロイド剤の処方は、塗布、内服、注射を含め全ての処方において、アトピー性皮膚炎を治すための処方ではなく、かえって治療の妨げになります。ステロイドを絶ち、使用しないことがアトピー性皮膚炎治療の大前提となります。
2.ステロイド剤を止めて現れる離脱症状は回復への証
ステロイド剤の塗布、内服、注射などを止めて現れる離脱症状は、症状の悪化ではなく病気になる前の状態へ戻る現れであり、免疫力・自然治癒力の回復の証です。
3.アレルゲン除去は対症療法にしかすぎない
アトピー性皮膚炎の患者さんは、アレルギーのある割合が非常に高いです。アトピー性皮膚炎でかつアレルギーがある場合、食物制限、ハウスダストなどのアレルゲンを除去する大掃除などは、対症療法にしかすぎません。「食べなければ反応しない」「ほこりのない部屋に住めば反応しない」ではなく、「何を食べても反応しない」「どんなほこりや花粉やダニだらけの環境にいても反応しない」身体にすることが大切であり、そうでなければアレルギー性疾患は完治しないのです。
4.アトピー性皮膚炎は心身全てに関わる病気
アトピー性皮膚炎は皮膚の病気ではありませんし、円形脱毛症は毛髪や頭皮の病気ではありません。花粉症や喘息、鼻炎は、呼吸器官の病気ではありません。脳の中の視床下部の機能異常が本当の原因なのです。皮膚や毛髪など表面的に表れる症状は、二次的三次的な症状にすぎないのです。
5.病気の本当の原因を理解し、治療に向かって努力をする
病気の真の原因を理解することで、短期間で治りたいとあせることなく治療へ専念します。お金をかけたとしても、自分の努力なしには治らないことを理解して下さい。まずは、治療方針を守ることが完治への近道なのです。
6.市販の薬・クリーム・化粧品などを使用しないこと
薬局で買ってきた薬が、実は副腎皮質ホルモンであるケースは驚くほど多くあります。使用する前に、一度相談をしてください。 (ステロイド剤のページを参照)
7.痒み・炎症の早期改善、皮膚の再生力を回復する
殆どの患者さんは、当院の鍼治療開始5分以内に、先ほどまで全身に耐えられない痒みがあったのに、その痒みが突然消失します。陳氏針法では、長期的にみるとほとんどの症例で掻痒感や皮疹の軽減・消失を認め、同時に血中のIgE(免疫グロブリンE)抗体値や好酸球数も低下、リンパ球数の上昇を示しております。