目に関する病気の治療法


陳氏針法で根本治療を

まず、眼部周囲にある特殊なツボに特殊な手技で治療を行います。東洋医学では、目の病気は、体全身の原因の現れにすぎません。当院では、眼の周囲の特殊なツボに特殊な手技で強い刺激を与え、眼の機能を改善するように、体針治療との併用で眼針効果を上げることが可能です。

(1):末梢神経の異常を改善する

(目と全身との血行が良くなるため)
生命エネルギーである気、血がこの経絡をうまく流れなくなった時、臓腑の働きが弱まって病気となります。逆に、臓腑に異常が起こるとエネルギーの流れが滞り、ツボ反応が現れます。
うっ血(古血)が停滞して、新しい血が生ぜず、目に栄養が供給される事が出来なくなります。
ハリで生体経絡のエネルギーの過不足を調整することで、臓腑の働きを活発にさせ病気を治します。

(2):自律神経の失調を安定化させる

(内臓の交感神経の過度の緊張を抑制しバランスを整えるため)
自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれ、シーソーのように拮抗し合って、内臓を支配しています。もし、何かの原因で一方の働きが悪くなるとバランスが取れなくなって失調した状態になります。
内臓や筋肉や神経などに異常が起こると痛み、しびれ、凝り、が起こったり、冷えやほてり、汗、しみ、そばかす、湿疹などが出てきます。
ハリで交感神経の過度の緊張を抑制し、自律神経を安定させる事ができます。

(3):内分泌のバランスを整える

(視床下部/脳下垂体/甲状腺/副腎皮質ホルモン/女性ホルモン等のホルモンの崩れたバランスを調整するため)
ホルモンを作る臓器の総指揮者は視床下部で、副指揮者の副腎と一体となり他の内分泌腺をコントロールしています。
もし内分泌腺の機能異常が起きると、内分泌腺同士のバランスが崩れます。
ハリで視床下部と副腎を刺激すると、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の分泌が増加し、ついでコルチゾール(抗ストレスホルモン)の分泌量も増加しバランスを整える効果が現れます。

(4):自己免疫(免疫系)の機能

(眼の病気は体全体の病気の現れなので、抵抗力を高める)
免疫反応の中心はリンパ球で、その役割に応じてTリンパ球(歩哨後のリンパ球)とBリンパ球(外敵を攻撃するリンパ球)があります。
Tリンパ球はヘルパーT(B細胞の働きを促進)とサプレッサーT(B細胞の働きを抑制)に分かれています。
ハリ刺激でヘルパーT細胞を増加、サプレッサーTを減少させる事で免疫機能を高め、いろいろな病気を改善する効果があります。

(5):精神安定に不可欠な脳のα波を増加する

(大脳皮質の鎮静効果によって心身の疲れ/緊張感、イライラ、ストレスを緩和するため)
脳波は、大脳皮質の精神活動をしたものです。活発に行う時は波、安静リラックスした状態は波がぐんと増え、大脳皮質の鎮静効果が現れます。

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