網膜色素変性症の病院での治療法
病院では、網膜色素変性症の診断にあたって、以下に記す検査を主に行います。
- 眼底検査
- 眼底に小さな黒い色素が沈着した部分がみられることが多いです。症状が進むと、骨小体様色素沈着といわれる症状が眼底に見られます。また、血管が細くなっていたり、視神経の萎縮なども見られます。
- 暗順応検査
- 夜盲の度合いを調べる検査です。
- 網膜電図
- 網膜が光を受けたときに発生する電位を調べる検査です。網膜色素変性症の場合、電位の低下や消失が見られます。
- 視野検査
- 視野の範囲を調べる検査です。
- OCT(光干渉断層計)検査
- OCTという器械で眼底の断面像を調べます。黄斑の変化をみるのに適しています。
網膜色素変性症と診断されても、西洋医学では、現在のところ根本的な治療法が確立されていません。出来るのは、症状の進行を抑えるために、暗順応改善薬やビタミンA、ビタミンEなどのビタミン剤、網膜循環改善薬、血管拡張薬などの薬の処方です。ただ、これらの薬の効果は確実ではないのが現状です。
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