網膜色素変性症の鍼治療と症例

網膜色素変性症は、西洋医学において「不治の病」で治ることはありません。視力も改善できないまま、失明するまで待つしかない状態です。東洋医学(鍼灸・漢方)でも、効果が期待できないと言われてきました。

しかし本症に対し、失明にならないよう視力低下の進行を拮抗し、視力視野を改善し、全く見えない方でも効果のある「鍼の職人技」は実際に存在しています。

当院の陳先生および郭先生は、中国・台湾を含めて、その「職人技」を持っているわずかな治療者のうちにいます。

長年の臨床経験の中で、西洋医学・東洋医学でも考えられない例がたくさんありました。その中から何例かをご紹介します。

網膜色素変性症の臨床例1:

全盲の患者さんが、7回の治療の後、野球中継でヒットの打球が見えたこと。(陳先生が、テレビの音を消した状態で、確認しました。)

網膜色素変性症の臨床例2:

拡大鏡を使っても5cmの距離でも文字が見にくい患者さんが、半年間の治療で、眼鏡だけで学校の板書が見えるようになったこと。慣れた道では、杖はいらないくらいまで回復したこと。

本症を宣告された患者さんは、つねに「いつか失明する」という不安や恐怖など強いストレスを抱えています。と同時に、「失明なんてしないだろう、まだこんなに見えるのに」という甘い気持ちで交錯しています。視力がまだあるうちに早めに治療すると、視力の維持や向上が可能となり失明の可能性もなくなります。

●網膜色素変性症の症例

網膜色素変性症

●網膜色素変性症の治療例

   
60歳(男性)=17年前に発病
病名 視網膜色素変性症
(近視・乱視)
視神経萎縮、夜盲、視野障害、かすむ、色が知らず
初診時の視力 裸眼
右:0.03
左:0.01
2回目 右:0.05
左:0.01
3回目 右:0.07
左:0.03
4回目 右:0.18
左:0.1
5回目 右:0.21
左:0.14
※現在も通院中
   
23歳(男性)=1年前に発病
病名 視網膜色素変性症
白内障、網膜剥離
色弱、夜盲、視野障害、自律神経失調症
初診時の視力 裸眼
右:0.3
左:0.06
4回目 右:0.32
左:0.07
8回目 右:0.36
左:0.08
13回目 右:0.4
左:0.09
19回目 右:0.45
左:0.12
※現在も通院中
 
55歳(男性)=3年前に発病
病名 視網膜色素変性症
白内障、近・乱視
初診時の視力 裸眼 メガネ
右:0.1
左:0.1
右:0.3
左:0.2
5回目 右:0.12
左:0.12
右:0.34
左:0.24
14回目 右:0.16
左:0.16
右:0.45
左:0.3
24回目 右:0.28
左:0.24
右:0.54
左:0.32
30回目 右:0.34
左:0.3
右:0.54
左:0.36
※夜盲視野改善。現在も通院中
 
32歳(女性)=メガネ歴19年
病名 強度近視、強度乱視
仕事でワープロを使用(3~4時間)
よく細かい数字を見る。
初診時の視力 裸眼 メガネ
右:0.01
左:0.01
右:0.2
左:0.2
10回目 右:0.02
左:0.02
右:0.27
左:0.27
14回目 右:0.03
左:0.03
右:0.3
左:0.3
24回目 右:0.05
左:0.03
右:0.54
左:0.45
※現在も通院中
 
52歳(男性)
病名 網膜色素変性症、糖尿病、白・緑内障
初診時の視力 裸眼 メガネ
右:0.5
左:0.03
右:0.7
左0.02
4回目 右:0.6
左:0.05
右:0.9
9回目 右:0.7
左:0.07
右:0.9
13回目 右:0.72
左:0.08
右:0.6
左:0.05
 
72歳(女性)熊本県在住
病名 網膜色素変性症、白内障、視神経萎縮、視野欠損
初診時の視力 裸眼
右:0.07
左:光感のみ(※指数判らない。色は白黒の判別のみ)
5回目 右:0.08
左:指数不明
17回目 右:0.09
左:0.02
19回目 右:0.07
左:0.01
22回目 右:0.08
左:0.02
27回目 右:0.09
左:0.02
31回目 右:0.09
左:0.03
37回目 右:0.09
左:0.04(※ピンク色が見えた。視野改善)
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