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ステロイド剤は何の薬?

病院でアトピー性皮膚炎と診断されたら、よく処方されるステロイド剤。
患部に塗ればかゆみがなくなり、一瞬治った感じになります。でも、塗るのをやめれば、またかゆくなって、前よりもひどくなりませんか?
かゆみを感じなくなるために必要なステロイド剤。やめたくてもやめられない・・・。
そもそも、ステロイド剤はアトピー性皮膚炎を治すのでしょうか?
病院で、ステロイド剤を処方される際に、「ステロイド剤はアトピーを治すための薬です」と医師から説明を受けたことはありますか?

ない、ですよね。

ステロイド剤は、アトピー性皮膚炎による炎症やかゆみという「症状」を一時的に抑えるための「免疫抑制剤」でしかありません。「免疫抑制剤」が持つ、炎症を抑える効果(抗炎症作用)が、「一時的に」炎症を抑え、その結果、かゆみが抑えられる。
ですから、ステロイド剤を使用している間だけ、使用している部分に効果がある。
アトピー性皮膚炎が起こる原因をなくしてくれるわけではない。

ですから、「ステロイド剤」は「アトピー性皮膚炎の治療薬」ではないのです。

では、なぜアトピー性皮膚炎にステロイド剤が処方されるのでしょう?

一つは、アトピー性皮膚炎の原因がはっきりと分かっていないこと。
もう一つは、ステロイド以外に炎症を抑える効果(抗炎症作用)の高い薬がないこと。

この二つが大きな理由です。

そのために、アトピー性皮膚炎の治療薬としてステロイド剤が使われることを、皆さんはどのように思われますか?

「はっきりしなくても、ある程度原因が分かっているならその部分だけでも対処して治せないだろうか」
「ステロイド以外に薬はないのだろうか」

お医者さんは薬を処方しても、その薬を服用し、薬と付き合っていくわけではありません。
実際に薬を服用される「私達」は、自分のためにもっとよく考える必要があります。

アトピー性皮膚炎の原因

では、まず、アトピー性皮膚炎の原因について、みてみましょう。

今までの臨床事例から、アトピー性皮膚炎の原因として、3つの要因をあげられることが多いです。

1. アレルギー

アレルギー反応は、アレルギーを持つ特定の物質(アレルゲン)によって引き起こされます。アレルゲンが体内に侵入すると、身体が察知し、アレルゲンがIgE抗体と結合します。すると、肥満細胞はヒスタミンなど炎症性物質を放出し、こうした物質は身体が有害だと察知した外敵を撃退するため、身体中に瞬時に運ばれていきます。ヒスタミンは、あらゆる体組織に影響をもたらし、炎症を引き起こします。
アレルギーは、「IgE値の上昇」を伴うものです。

IgEって何?

IgE、すなわち免疫グロブリンEは、抗体と呼ばれるタンパク質の1種です。 特定の物質(アレルゲン)にアレルギーを持つ場合、免疫系は、花粉など通常は無害な物質を身体に有害なものと誤信します。

こうした特定物質が体内に侵入すると、免疫系は身体を守ろうと、IgEの生成を開始します。IgE抗体は体内にとどまり、次に同じアレルゲン性物質に接すると、アレルギー反応を引き起こすことがあります。

結果として、アレルギーを持つ人では血中IgE濃度が増加しているということがいえます。


2. 感染症

アトピーの方は、感染症の羅患率が高く、皮膚のバリア機能が低下しているために、健康な肌の方だと問題ない菌に対しても弱く、症状の一進一退や悪化の大きな原因になっています。

3. ストレス

ストレスの多い生活をして無理をすると、交感神経が緊張して血管が収縮し低体温になります。このときは、リンパ球は逆に少なくなって、交感神経優位で活発になる顆粒球が多い状態です。つまり、リンパ球は少なすぎても多すぎても低体温になるのです。自律神経のバランスが交感神経と副交感神経のどちら側に崩れても、血流が悪くなり体温は下がります。
そしてストレスの原因としては、人間関係や仕事、受験といったものだけでなく、実は携帯電話、パソコン、ゲームなども、アトピーの方にとっては悪化を引き起こす原因となっています。

この3つが複雑に絡み合って、アトピーを発症させていると言われています。

 

では、ステロイド剤は、これらの3つの要因にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

 

ステロイドを使用することで、アレルギーは抑えられるのか?

ステロイドを使うと、実はアレルギーが悪化する

アレルギー反応は、先程「1.アレルギー」で記載したように、アレルゲンがIgE抗体と結合することで肥満細胞がヒスタミンを放出することで起こります。このヒスタミンによって引き起こされる炎症は、即時型と呼ばれる反応で、一時的なものです。原因物質を取り除けば、自然と症状は落ち着いてきます。
しかし、上記のアレルギー反応と違って、アトピー性皮膚炎の場合、このIgEが持つGal-3(IgE結合タンパク)という受容体が重要な役割をもちます。Gal-3は、B細胞に存在しており、同じGal-3を介してIgEと結合するという連鎖的な反応がおこります。Gal-3が増加せず一定であれば問題ないのですが、このGal-3を増加させるIL-4(インターロイキンー4)という可溶性タンパク質を増加させるのが、免疫抑制効果をもつステロイド剤なのです。
ステロイド剤を服用し続けるとIL-4が増加し、IL-4がGal-3を増加させ、Gal-3がIgEを増加させるということになります。
IgE値の上昇により、アレルギーが悪化します。

 

ステロイドを使用することで、感染症を抑えられるのか?

ステロイドを使うと、より強い感染症が増加する

ステロイドを塗り続けると、免疫力が低下するので、菌感染に弱くなり、より強力な菌の感を招く可能性が高まります。これは悪化を繰り返す治りにくい状態に移行する可能性が高いことを示しているのです。

 

ステロイドを使用することでストレスが抑えられるのか?

ステロイドの「免疫抑制剤」としての効能にストレスの軽減はありません。

このように見ていくと、ステロイドがアトピーの原因と考えられる3つの要因に与える影響は、マイナスでしかなく、より悪化させるとしか考えられません。

では、アトピー性皮膚炎を治すことは出来ないのでしょうか?

日本皮膚科学会では「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」の中で「アトピー性皮膚炎は、増悪・ 寛解を繰返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の 多くはアトピー素因を持つ」と定義しています。ここでは、「IgE値の上昇」が定義されていないことから、アトピー性皮膚炎とアレルギーは関連がないことが分かります。
実際に、かゆみを伴う皮膚炎の症状などで初めて病院に行って検査をしてIgE値が正常であっても、臨床症状などでアトピー 性皮膚炎と診断されている人たちは少なくありません。このような 人たちはアレルギーではないアトピー性皮膚炎なのです。
ただし、ステロイド剤を長期服用することでIgE値が上がるため、結果的にアトピー性皮膚炎はIgE値が高いということになります。

アトピー性皮膚炎を発症した時にはアレルギーではないが、結果的にアレルギーになっている、ことになります。

アレルギー反応とは、体内に侵入した異物(抗原)を外に出そうという働きです。
この働きを、抗原抗体反応といい、アトピー性皮膚炎もそのひとつ。抗原が入ってきた部分に血流を増やして、その抗原を希釈しようという反応がかゆみなどのアトピー症状なのです。
つらくて苦しいかもしれませんが、これは人間が治ろうとする力の現われなのです。この反応をつかさどるのが白血球中にあるリンパ球。リンパ球は、抗原が体内に侵入すると抗原の周辺に集まります。そして抗原に応じて接着分子を作り、処理しています。
リンパ球はこの抗原を記憶しているので、再び同じ抗原が侵入してきたら、素早く対応し病気が悪化する前に処理してしまうのです。
これが免疫反応といわれています。そしてこの免疫反応が亢進しすぎるとアレルギー反応となるのです。リンパ球が過剰に多い場合にアレルギー反応が起きやすくなるのはこのためです。

体の自律神経系と免疫系は、相互に密接に関連していて、免疫系の働きは、自律神経系の働きに大きな影響を受けます。アトピー症状が免疫反応であるなら、自律神経の状態が症状にも大きく関わるはずです。

自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っています。交感神経は、運動したり、心身が興奮、緊張する状態のときに優位に働きます。交感神経が緊張すると、血管は収縮し、血圧は上昇します。逆に副交感神経は休息したり食べたものを消化・吸収してリラックスした状態のときに優位に働きます。これらはそれぞれ相反する方向に働き、必要なときにスイッチが切り替わる仕組みになっていて、健康なときはバランスが保たれています。

白血球には細菌を処理する顆粒球、免疫に関わるリンパ球があります。顆粒球は体内に入ってきた細菌などの異物を取り込んで消化・分解する働きがあり、交感神経が働くと増加します。顆粒球は増えすぎると粘膜を攻撃して炎症を起こします。リンパ球はウイルスなど小さすぎて顆粒球では処理できない異物(抗原)を、免疫の働きで処理します。リンパ球は副交感神経が働くときに増加します。これら顆粒球とリンパ球の通常の割合は、交感神経と副交感神経の働きによって増減します。自律神経のバランスが崩れると顆粒球とリンパ球の割合も変わってしまうのです。

副交感神経優位の状態が過剰に続きリンパ球が増加すると、アレルギー体質になりやすくはなりますが、たとえリンパ球が多くても、それだけでアレルギーは発症しません。
アレルギーは体が抗原による刺激に持続してさらされることにより、発症します。抗原には、食物やダニなど以外にも花粉、汚染大気、水道水中の塩素、残留農薬などさまざまなものがあるので、完全にシャットアウトすることは難しいかもしれませんが、減らすことは可能です。

顆粒球とリンパ球の数が年齢とともにどのように変化するのでしょうか。
出生時に極端に顆粒球が増加するのは、この世に生まれたとき、突然肺呼吸を始めるために起きる酸素ストレスが原因。交感神経の緊張が急速に高まり、その結果顆粒球が著しく増加します。
しかしこれは、出生後数日でおさまり、その後は子ども時代に特有のリンパ球優位の状態が続きます。これは、副交感神経が優位にある体調に保つことによって、成長のエネルギーを吸収するためです。子どもにアレルギーが多いのは仕方のないことといってもいいでしょう。
ただし普通に生活していれば、いずれは顆粒球優位になるわけですから、アトピー性皮膚炎も自然に治癒していくはず。人間の免疫力・自然治癒力を落とさない生活を心がけましょう。

そもそもアレルギー反応とは、有害物質やアレルゲンが排出されるときに、炎症や発熱、かゆみや痛みという症状として現れているものです。
排出は、人間にとっては本来プラスの働き。本当は、ありがたい反応なのです。しかし、それが激しすぎるのでつらくて苦しいのです。運動して汗をかいたときや、体を温めたときにかゆみが増すのは、それによって血流がよくなり有害物質が排出されているからです。
かゆみや炎症は自然治癒反応です。苦しいかもしれませんが、自分の体が頑張って治ろうとしているということを思い出し、極力これを受け入れるようにしましょう。

一時的にはつらくても、体が本来 持っている治癒反応を信じることです。しかしそれは、何もしないで自 然に治るという意味ではありません。

自分で治すという自立心を持つことが大切です。病気になったらお医者さんと薬に任せておけば治してもらえるという考えでは、目の前の症状を抑えるだけの対症療法中心となり根本的な治癒は難しいものです。自力で健康を維持しようという気構えが大事です。

以上から、アトピー性皮膚炎の完治には、免疫力を高めることが重要であることが明らかになりました。

では、免疫力をどのようにして高めていけばいいのでしょう?

東洋医学の中でも、中国医学は、古代中国の思想を基に発展してきた伝統医学のことで、生薬などの薬物療法である漢方、物理療法である鍼灸・按摩療法、食事療法などがあります。中国伝統医学では、環境やストレス、食事などの影響で、気の流れやエネルギーのバランスが乱れ、体の機能バランスが崩れている状態のことを「病気」と考えます。

鍼灸治療では、この乱れた体のバランスを整えることによって、人間が本来持っている免疫力・自然治癒力や免疫力を高め、体の不調を改善していこうとするものです。西洋医学が患部を部分的に治癒していこうと考えるのに対して、中国伝統医学では体全体を整えることによって患部も治癒させようという違いがあります。

鍼灸治療では「ツボ」を刺激することで、体の不調を取り除いていきます。全身に存在するツボにはそれぞれ名前があり、それぞれが異なった性質を持ち、身体のあらゆる部分と関係しています。鍼灸の治療の基本的な考え方が「ツボ刺激」なのです。

中国伝統医学では、人間の体には「気」が流れていると考えます。この気の流れは「経脈」と呼ばれ、人間の体には12本の経脈が通っており、十二経脈といいます。

これらの経脈にそって、全身に360以上もの経穴(ツボ)があります。たとえば、胃に関わるツボを結んだものが胃の経脈すなわち「胃経」です。そのほか、肝臓なら「肝経」、また肺なら「肺経」といったように、それぞれが臓器にかかわる気の流れとなっています。臓器の名をとった十二経脈はほかに「心経」「小腸経」「大腸経」「脾経」「腎経」「胆経」「膀胱経」があります。それ以外に「心包経」「三焦経」という2本の経脈があります。

足裏を指圧すると体調が整うのは、この経脈で連なったツボが足裏にもあるからなのです。ただし、経脈はあくまでもツボの連なりであって、血管のように実体が確認されているものではありません。

では、ツボとは何でしょう?
中国伝統医学では、体内の気と自然界の気の出入り口を「ツボ」(経穴)と考えます。そしてツボは体の中の異常反応を示す点でもあります。肺に異常があると、肺経にそれが現れます。そしてそのツボに適切な刺激を加えると、異常が緩和されることから、ツボは反応点であり、同時に治療点でもあるのです。

ツボの異常反応は、「虚実」という出っ張りやへこみとして現れます。出っ張っている時は気のエネルギーが多い状態、へこんでいる時は逆にマイナスの状態です。赤みがあったり、黒ずんでいることも。治療者はこれらを経験で見分けます。

季節や天気など自然環境が変わったり、ストレスによって情緒が乱れたり、食生活が乱れることで、気の流れが乱れたり、滞ることが病気の原因になります。気が滞ったときには、反応点であるツボには「虚実」という変化が現れます。この変化の現れたツボに刺激を与えて正常な状態に戻す、それがツボ療法です。

治療としては鍼、灸が基本ですが、養生法としての指圧もツボ刺激の仲間に入ります。ツボ刺激がなぜ体の不調に有効なのかは、ツボの刺激が神経を通じて脳・内臓に伝わって作用するという説(神経説)、ツボ刺激によって血液やリンパ液の流れがよくなるという説(リンパ説・血流説)などがあります。

鍼灸(しんきゅう)治療はどんな治療?

同じツボ治療ではあっても、鍼と灸ではその効果が違ってきます。たとえば、体の内側から起こってくる熱は、肺を悪くするとされています。この熱は「熱邪」と呼ばれ、肺熱を引き起こします。鍼には、人間の体に悪い作用を及ぼす熱邪をとるという作用があるといわれます。

使う鍼の種類は太さ、長さもさまざま。刺し方にもいろいろな手技があり、実際に皮膚に刺す鍼もあれば、刺さない鍼もあります。一般的には深刺と浅刺の間や鍼の太さで刺激の強さを調節します。

灸は鍼とは逆に、主に熱を入れる場合に用いられます。ヨモギの葉の裏にある柔毛からできている「もぐさ」をツボにおいて火をつけることで、ツボに刺激を与えます。冷えがある方には灸が向いています。足など下半身にお灸をすることで、血流が活発になります。

陳氏針法でのアトピー性皮膚炎の根本治療

(1) 末梢神経の異常を改善し、頭皮を含め全身の血行をよくします
(皮膚と全身との血行が良くなるため)
生命エネルギーである気・血がこの経絡をうまく流れなくなった時、臓腑の働きが弱まって病気となります。逆に、臓腑に異常が起こるとエネルギーの流れが滞り、ツボ反応が現れます。
うっ血(古血)が停滞して、新しい血が生ぜず、毛髪に栄養が供給されなくなります。
ハリで生体経絡のエネルギーの過不足を調整することで、臓腑の働きを活発にさせ病気を治します。

(2) 自律神経の失調を安定化させ、内臓機能を回復し、ストレスも解消します
(内臓の交感神経の過度の緊張を抑制しバランスを整えるため)
自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれ、シーソーのように拮抗し合って、内臓を支配しています。もし、何かの原因で一方の働きが悪くなるとバランスが取れなくなって失調した状態になります。
内臓や筋肉や神経などに異常が起こると痛み、しびれ、凝り、が起こったり、冷えやほてり、汗、しみ、そばかす、湿疹などが出てきます。
ハリで交感神経の過度の緊張を抑制し、自律神経を安定させる事ができます。

(3) 内分泌のバランスを整えます
(視床/脳下垂体/甲状腺/副腎皮質ホルモン/女性ホルモン等の崩れたバランスを調整するため)
ホルモンを作る臓器の総指揮者は脳下垂体で副指揮者の副腎と一体となり他の内分泌腺をコントロールしています。
内分泌腺の機能異常が起きると、内分泌腺同士のバランスが崩れてしまいます。
ハリで脳下垂体と副腎を刺激するとACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の分泌が増加し、ついでコルチゾール(抗ストレスホルモン)の分泌量も増加するとバランスを整える効果があります。

(4) 自己免疫(免疫系)の機能を回復し、抵抗力を強めます
(アトピー性皮膚炎/アレルギー性体質を改善するため)
免疫反応の中心はリンパ球で、その役割に応じてTリンパ球(歩哨後のリンパ球)とBリンパ球(外敵を攻撃するリンパ球)があります。
Tリンパ球は、ヘルパーT(B細胞の働きを促進)とサプレッサーT(B細胞の働きを抑制)に分かれます。
ハリ刺激でヘルパーT細胞を増加、サプレッサーTを減少させる事で免疫機能を高め、いろいろな病気を改善する効果があります。

(5) 精神安定に不可欠な脳のα波を増加、癒し効果があります
(大脳皮質の鎮静効果によって心身の疲れ/緊張感・イライラ・ストレスを緩和するため)
脳波は、大脳皮質の精神活動を図形化したもので、私たちがものを考えるなどの精神活動を行う時はβ波(ベータ波)、安静にリラックスした時はα波(アルファ波)、うとうとした状態ではθ波(シータ波)、睡眠時はδ波(デルタ波)がでます。
鍼(ハリ)の刺激を加えると、安静にリラックスした状態のα波がぐんと増え、θ波の状態までパワーが広がっていくことがわかっています。つまり、大脳皮質の鎮静効果が現れるのです。

針治療は、新しい皮質(知性脳)と古い皮質(情動脳)のあつれきを解消し、生命現象の中枢といわれる脳幹(生命脳)の働きを調整し、免疫力・自然治癒力を呼び起こす効果があります。

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