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大人の発達障害

発達障害はこれまで青年期までの疾患とされてきました。しかし、近年、子供のころの発達障害を見過ごされたまま大人になり、二次的に発症するうつ病などで問題を抱え、社会適応が難しいケースが多く見受けられるようになりました。

発達障害とは・・・

発達障碍者支援法第2条において「自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害(PDD)、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義されています。

広汎性発達障害:PDD

自閉症、アスペルガー症候群のほか、レット障害、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害。対人関係(社会性)に障害があり、限定した常同的な興味、行動をします。

学習障害:LD

全体的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなど特定の能力を学んだり行ったりすることに著しい困難がある状態。

注意欠陥多動性障害:ADHD

注意力が散漫で、子供の年齢に見合わない多動性(落ち着きがない、おしゃべり)や衝動性(ルールを守れない)がある状態。

最近では大人の発達障害についてメディアで取り上げられることも多くなり、自分で気付く人、家族や周囲の人から指摘を受ける人、あるいは他の精神疾患で治療を受けているときに発達障害を指摘される人なども増えてきました。

ただ、大人の発達障害については、診断できる病院や医師が少なく初診まで数か月かかる場合もあります。

ただ、実際に発達障害の診断を下されたとしても、薬を飲んだら完治するというものでもありません。自分の発達障害に気付くことで、自分の特性を理解し受け入れ、周囲との折り合いをつけて生きていくことになります。

発達障害とそこから併発することが多い病気

うつ病

発達障害があると、個々人によって変わりますが、出来る時と出来ない時がある、やり方が他の人と異なるなど、日常生活や仕事の上で周囲の人から問題視されることが多くあります。特に、自分の意志に関わらず、何度もミスをしてしまったりすると、大きなストレスがかかってしまうことになります。自分でも理由が分からないため、結果的にうつ病を発症する割合が多く見受けられます。

うつ病の症状としては、気分の落ち込みが大きく、意欲だけでなく食欲の増減が激しくなったり、睡眠がとれない(不眠症)逆に睡眠をとりすぎる(過眠症)、疲れやすい・動作が鈍くなる、集中力がなくなる、自殺を考えるなどがあります。

強迫神経症

強迫神経症は、不要な考えが心の中に繰り返しおこる「強迫概念」と、それを打ち消すためにおこなわれる様々な「脅迫行為」の症状をもちます。自分でもよくわからないまま、強迫概念から逃れられずに脅迫行為をやめることができません。何度も手洗いや掃除をしたり、何度も同じことを確認してしまう、秩序正しくあることにとらわれすぎてしまうといった症状が多く見受けられます。

発達障害はうつ病や強迫神経症と併発することで、仕事を続けていけなくなり転職回数が増える、なかなか定職につけないといった問題を起こしてしまうことも多くあります。

ですが、治療といってもはっきりした治療法や治療薬がないというのが現実です。

 

鍼灸で発達障害を治療する

 

当院に来られる患者さんは、多くの場合、不眠やうつ病、不安神経症といった症状があります。精神科で薬を処方されているものの思ったような効果がない、他の病気を発症してしまったなどにより、鍼灸での治療を求めてこられます。

鍼灸の治療は、薬もサプリも使わず人間の免疫力・自然治癒力を高めることで完治させます。そのため、リバウンドもなく、再発もないからです。

ここ最近、不眠やうつ病で来られている方の中で、不眠やうつ病になった原因が実際は発達障害にある人の割合が増えてきました。発達障害は、子供のときのストレスなどにより脳内の神経伝達物質が正常に分泌されないことが原因と言われています。

当院の陳氏針法は、特に脳機能を正常に戻す手技を得意としており、発達障害の治療にも大きな効果があります。

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