なぜ伝統的な和食を食べていても、薬だけでも治そうと思ってもでアトピーは治らないですか

なぜ伝統的な和食を食べていても、薬だけでも治そうと思ってもでアトピーは治らないですか
中医学の古文献を調べでもアトピーという病気は昔はなかったです

日本においても アトピーが悪くなるようになったのは、1965年代以降からです。ちょうどステロイド剤が臨床的に応用されるようになって22年という長い年月が経過した。

というのは、膠原病、湿疹などの炎症、かゆみにステロイド剤の副作用を把握できずに「魔能的」な薬として長年に使われた結果 難治性の皮膚病になって沢山
報告された時期に一致していた。

その時代から食事環境と住環境と空気などの生活環境がガラッと変わってきた。アトピーが悪くなるようになったのはこれが主な原因と言われてきた。

食事でその頃から食卓の西洋化が急激に進み、肉、乳製品、卵、砂糖などの消費が急激に伸びています。食べ物が西洋的なものに変わって、牛乳や肉などをたくさん摂るようになって。その食事環境の変化はアトピーやアレルギーが増えるようになった原因と思われたのです。

それはほんどうですか?

以下はあるアトピーに悩んでいるの方の話ですが

「昨年、ニューヨークに移ってきてから、アトピーの症状が落ち着いています。もちろん、生活習慣や体調の波によって、時々悪化はするのですが、そういえば小学校の頃イギリスに住んでいた時もアトピーに苦しんだという記憶はありませんでした。(中略)
東京に一時帰国でもほぼ確実に毎回アトピーが悪化していたということのほうが鮮明に記憶に残っていたこともあり(今思うと食生活やストレスなど他に原因はあったと思うのですが)…..」

食卓の西洋化が原因といわれますが 子供ごろから欧米に住んでいる日本人が肉、乳製品、卵、砂糖など西洋食や海外生活のストレスにもかかわらず無症状か軽症なのに、日本に帰国後でもほぼ確実に毎回アトピーが悪化していた。なぜでしょう?
「当院も同様な症例を多数経験した。

また 海外生活環境の変化では、それまでの日本家屋から鉄筋コンクリートのアパート、マンションへと移行しています。ダニが発生しやすい環境を作ってしまいました。

「食事環境や生活環境の西洋化はアトピーやアレルギーが増えるようになった原因」とは事実上 矛盾しています。正しいのは「ダニ、肉、乳製品、卵、砂糖建築資材からの合成洗剤、シャンプーまで生活用品のあらゆるものなどは誘因であって原因ではないからです。」

食物アレルギーの患者が増えると、食物アレルゲンを特定して、あれもダメ、これもダメと制限する先生も出てきましたが、それでも良くなりません。ということは、誘因である食物は伝統的な和食(昔の食事)に戻さなければならないというのも正解ではない。
実際はチベット高原に住むチベット族に長年の治療しているですが。

欧米、南米などのような昔から毎日牛乳や乳製品や肉などをたくさん摂るチベット族の患者たちは、アトピーにかかる人はまだ見た事がないです。
しかも海外に移住しているチベット族は食事環境と住環境と空気などの生活環境がガラッと変わってきたけど湿疹のような皮膚病が発見したがアトピーにかかる人もまだ見た事がないです。食物は誘因であって原因ではないからです。
日本人は農耕民族で、臼歯がしっかりしていて、…..、日本人の身体に合わないものばかり食べるようになってたので、ここまでアレルギーやアトピーにかかる人が増えたと言えるのは正しいとは言えない。
もともとステロイド剤のような薬物に毒された弱った身体では、とてもこのようなアレルゲンに打ち勝つことはできないのです。

伝統的な和食を食べていても、ステロイド剤など免疫機能を低下させる原因を避けないとアトピーにかかる人がこれからも増えます。

よく聞くのは「日本人はいままでずっと伝統的な食べ物を食べ続けてここまで来たのに、わずか30年くらいで、食事内容をガラッと変えてしまったわけ….。」
その反動が出る訳ではありません。アトピーや、アレルギーは、こうした食べ物や生活環境の変化が産んだ病気なのでもないです。

ですから、免疫機能の低下を全く変えないで、伝統的な和食を食べていても、薬だけで治そうと思っても無理なのです。伝統的な和食を食べていても、ステロイド剤など免疫機能を低下させる原因を避けないとアトピーにかかる人がこれからも増えます。

カテゴリー: アトピーと免疫   パーマリンク

コメントは受け付けていません。